ロシアの侵攻と都市破壊で気になるのはインフラ問題である。
近年、独裁的な政権は、1月にカザフスタンで起きたような反乱に直面すると、インターネット接続を遮断する動きを強めている。アフリカの多くの国でも、内戦や選挙が近づくと、インターネット接続の全面的または部分的な遮断が実施されている。
しかし、現在、ウクライナのインターネットは遮断されることなく、国民の日常生活や国の金融システムを支えている。また、ウクライナの市民レジスタンス、さらにはゼレンスキー大統領から一般市民まで、すべての人が外部とコミュニケーションすることが可能な状態になっている。
モバイルネットワークは接続の重みで苦戦しており、戦闘の激しい地域ではブロードバンドの停止が発生しているものの、特に主要な人口密集地では、依然としてインターネットにほぼ接続されている。ロシアの侵攻の影響をほとんど受けていないという。