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爆発成長するビッグテック「スタートアップ並の成長力」

爆発成長するビッグテック

「スタートアップだけが爆発成長する」の間違い


アップル、アマゾン、アルファベット、マイクロソフト、フェイスブックの5大ビッグテックは、第2四半期の税引き後利益は750億ドルで前年同期比で約90%、予想を30%上回った。

 

アマゾンが予想を若干下回ったが、売上高は3分の1以上増加して3,320億ドルとなった。年率換算で1.3兆ドルとなると、スペインの国内総生産とほぼ同じレベルになる。

 

ロックダウン時により優れた売上を示したビッグッテックは、経済再開時にはほかの回復中にある企業に追い越されてしまうのではないかという指摘は、杞憂に終わった。

 

パンデミック時でのビッグテックのパフォーマンスは、一時的なものではなく、商品やサービスのオンライン化という世界的な移行の中での永続的な飛躍であることを証明している。

 

1990年代のドットコムバブルと比較されがちだが、大きな違いは、ビッグテックは「スタートアップ企業のみが爆発的な成長を遂げることができる」という従来の常識を覆していることである。

 

すでに世界トップレベルにある利益や収益を、スタートアップ企業に近い倍率にしたことはこれまでにない

 

何十年もの間、経済学者たちは、「企業が大きくなるほど成長は鈍化する」と警告してきた。しかし、この古い常識はもはや通用しないようである。

 

アップルが世界初の1兆ドル企業となったのは2018年に入ってからだが、現在では上位5社のすべてがその水準を超えている。彼らの合計価値は9兆ドルを超えている。ビッグテックの市場シェアとパワーの向上は、今後も続くだろう。

 

ビッグテックの加速は、規制当局や政策立案者の想定をはるかに超えて暴走する可能性がある。有益なものも否定的なものも含め、ビッグテックの影響とそれに対処する方法を見つけることが課題となる。また、デジタル経済がさらに不均衡になり、貧富の格差がさらに拡大するだろう。